捨てたらわかったこと・物を大事にすることの本当の意味【捨てられない人必読】

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断捨離や全捨離をしていると、必ず捨てられないモノが出てきます。

そんな時

お悩み

大事だから捨てられない

なんて思います。

そもそも物を大事することって、どういう事なのか?

疑問をもったことはないかもしれません。

私もつい最近まで深く考えたことがありませんでした。

しかしこの意味を深掘りすることは、断捨離したい人、全捨離したい人、ミニマリストになりたい人にとって、とても有用だと思います。

なぜなら

物を大事にするって本当はどういう意味?

この意味がわかると

捨てるモノ、取っておくモノ、はっきり見極められるようになる。

いる、いらないの基準が明確になると、捨てる作業をより簡単に、楽にしてくれると思います。

ミニマルな主義でいきたい、そんなあなたの参考になれば幸いです。

では本題。

この記事の目次

物を大事にしているという、勘違い

いきなりですが、大事だから捨てられないと思っている、そのモノを見てみてください。

コユキ

しまいっぱなし。
埃がついたまま放置していませんでしたか?

埃がついても気にせず放置してきたのに。

そんな状態のモノに対して、大事だから捨てられないって、つじつまが合わないと思いませんか?

しかし。

なぜか人は埃まみれの大事に扱ってもいないモノに対して、捨てる時になると急に

「大事だから捨てられない」

と思います。

コユキ

これって不思議ですよね

えええ、大事にしてないやろ、とツッコミたくなりますが、本人は大事だと本気で思っています。

私もかつて物に囲まれて暮らしていた時は、同じようなことを思っていました。

大事だから取ってあるの!と、埃がついても見て見ぬ振りして、その埃を取らず放置してるのに、です。

さて、ここ。

埃まみれでも大事だと思っている、というおかしな思考。

普通に考えたら、そりゃ違うだろ、と気づく話なのに、なぜ気がつかないのか。

私はこの1年、ミニマルな暮らしを追求してたら、この勘違いみたいな事にふと気がつきました。

この勘違いがなぜ起こるのか、感覚の根底にあるものを、探ります。

捨てることに罪悪感がある理由

まず、誰の心にも大なり小なりある、捨てることへの罪悪感・抵抗感はなぜあるのか。

お悩み

だって、物を粗末にするのは良くない事だから。。

そう、よくない事だから、捨てられないわけです。

わたしたちは子供の時から「物を粗末にするな」「物を大事に」をずっと言われ、育ちます。

親も学校の先生も、大人は皆口を揃えて言うから、深掘りもせず、考えもせず、頭から信じてきています。

そして自分が大人になってからも、疑うことはない。

「物は粗末にした方がいいよ!」そんなことを言う人、いません。(笑)

とにかくこの「粗末にするべからず」という考えは一般的な道徳観です。

しかし。

物を大事にすることは美徳である

この考えが、実は逆に私たちが物を溜め込んで捨てられないモノだらけにしてしまってきた、という一因になっている可能性があるのです。

分析するとこんな感じです。

物への価値観をアップデートする

捨てることへの抵抗感、罪悪感の根っこにある、わたしたちの感情は、これです。

GOOD

取っておく=良いこと

BAD

捨てる=悪いこと

この構図が、脳内に植え付けられている。

条件反射的な思考レベルです。

が。

これは、モノがない時代からの、道徳観です。100円ショップもユニクロもない、安くて良いものなんて皆無の時代。

そしてネットでポチれば翌日届くなんてことも、当然ない時代。

いや、もっともっと大昔から、ずっと言われ続けてきた道徳観だと思います。

私たち人間の歴史は、モノを手に入れることが簡単ではない時代の方が、俄然長い。

だから物は大切にしないといけなかった。だってそのモノを捨てたら、またすぐに手に入るわけではなかったから。

しかし今の時代といえば、モノに溢れかえっています。簡単に・手軽に・安く・便利に、すぐ欲しいモノが手に入る。

明らかに、変化しています。

しかし未だ「取っておく=良いこと」の道徳観は、そのままです。

とはいえ、モノは気軽にジャンジャン粗末にしなさい、だめになったら捨ててまた買えばいい。

・・なんてのは道徳に反します。ただのろくでなし(笑

かといって、かつての思考のまま使うと、ただただモノが増えてしまうだけ。

そこで「物を大事すること」の考え方を、アップデートする必要があるのだと思いました。

物を大事にする=物を大事に使うこと

アップデート、と言っても、少しだけ言葉を追加するだけです。

物は大事に使う。

大事にする、ではない。大事に使う。この、「使う」に大きな意味があります。

大事にしまっておくだけじゃ、ダメ。

モノは大事に使っていてこそ、価値ある美徳。こう考えると、かなり違ってきます。

いえ、元々昔から物を大事にすることはイコール、物を大事に使うことだったのだと思います。

しかし、今は言葉だけが伝わって、その言葉の持つ本来の意味が失われてしまってきている。

コユキ

モノが溢れて、モノへのありがたみや感謝が減ってきたからかもしれません。

自分の持ち物で捨てるか迷った時に、これからも大事に使ってあげられるかどうか、自問自答してみます。

埃ついてたのに知らんぷりしてたのです。大して大事なものではない。そう思えませんか?

部屋を見渡して、実際にこの基準で取捨選択してみて下さい。

断捨離が進む可能性大です。

物を丁寧に使う効果・イチローさんの例

物を丁寧に使い、扱う人。素敵だな〜とは前から思っていました。

所作が美しい女性は、当然物を丁寧に扱います。憧れます、立ち振る舞いが美しい女性。

が、私モノが溢れていた頃は、それができていなかった。何か、雑。

自分を振り返ってみても、所作って人間性をも表すのだなぁと思います。

例えばイチローさん。

プロ野球選手だったイチローさんは現役時代、ご自分の道具をめちゃくちゃ大事に扱い、大事に使ったそうです。

野球選手がバッターに立ち、ヒットを打った後、バットを放り投げて一塁へ走る。これが普通の選手。

イチロー選手は違います。

ヒットを打ってもバットを放り投げず、丁寧な仕草でバットを置き走っていきます。

イチローさんが非常に優れた選手だったのは、こうした細部へのこだわり、日々の絶え間ない努力の積み重ねがあってこそだったのでしょうね。

物に感謝を込めて物が生きる使い方をすると、それは周りまわって自分自身にも良い効果がある。

イチローさんが証明しています。

まとめ

大事に使えていなかったものは、ありがとうの感謝を込めて、潔く手放す、捨てるようにしてみます。

そうして大事に使いたい、と思ったものの数が減れば、一つ一つのモノに対して、丁寧に扱えるようになるはずです。

あれもこれもと欲張っても、人はそんなにたくさんの物を管理しきれない。

ちゃんと全てに丁寧にできる人、管理できる人、ハウスクリーニングは定期的に業者に頼むような暮らしができる人など、家にあるモノたちを大切に扱える人であるなら、無理に捨てることもない。

しかし、今は何もかもが、多すぎる時代。

増やすことより、減らすことでしか見えてこない、何かがある気がします。

私はこれからの人生、丁寧に暮らしたい。そう思っています。

そのためにはモノが増えては、丁寧に生活できません。

なんせ、私、長年ズボラだったので!ミニマルな暮らしを始めてから、ズボラがやっと治ったのです。

コユキ

またズボラに戻るの嫌だ〜(笑)

丁寧にモノを扱うようになれる自分は、嬉しいものです。

一度、物を大事に「使う」ことを意識して、生活をしてみて下さい。

きっとあなたにも新しい気づきがあると思います!

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この記事を書いた人

美も知も筋肉も、一生。ダイエットは日常。

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