使いきる暮らしを提案・有元葉子著「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」を読んで思ったこと。

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最近読んだ本。

料理研究家・有元葉子さんの著書「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」

これ、予想より遥かに面白く読めました。

自分なりのミニマリズムを追求しシンプルライフを極めていきたいと思っている私とって、ためになる話だらけ。

この本はこんな人におすすすめ

  • ミニマリストを目指している人
  • 自分なりのライフスタイルを探している人
  • 掃除・片付け・整理整頓が苦手な人

とても良書だと思ったので、私が特に刺さった部分、自分への備忘録も含め、まとめてみました。

大掃除はしない?!

まず冒頭から、いきなり「大掃除、私はしないんです」という項目から始まります。

汚れはためない、ものもためない、毎日ちょこちょこ掃除をする。家を循環させる暮らしをしている、と。

年末の大掃除はもう何年もやっていないそうなんです。

コユキ

私はニンマリしました。わ〜い、一緒(笑)

私も昨年末、大掃除は特別せずに年越しました。

有元葉子さんと同じ主義だ〜、なんておこがましいですが!

少しは自分のライフスタイルが以前よりは向上したかも、と思えてニンマリ。

掃除と片付けは別モノ

掃除や片付けが苦手な人は、これを同時にやろうとする、同時にやるから大変なのだ、と有元さん。

まず家をきれいにしたいなら、「掃除」と「片付け」を切り離して考えることから始めましょうとおっしゃっています。

片付いてない部屋を掃除する、のではなく、片付けや整理整頓をした部屋を掃除すべし、と。

いらないものを片付けて、片付けたらその状態を日々キープすることが「片付け」の基本。

コユキ

片付けについて、私も改めて、再認識。

全捨離で「片付け」をし、以来その状態を維持するために、きれいを心がけ「掃除」するようになった私です。

台所も、クローゼットも、車の中も、からだの中も同じ。いらないものをなくして、きれいにしておく。それが私たちが快適に生きるための最大の鍵だと私は思っています。

「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」有元葉子著

そうなのです。全ては自分にとっての快適さの追求。

私も。物を持ちすぎなくなった今、人生で一番快適な暮らしをしてると思っています。

有元さんのような生き方に、めちゃ共感しました。

自分基準を明確にもつ

快適さとは、人それぞれ。

有元さんは、ご自身にとって何が快適であるかを、とてもよくわかっている。

なので、いるもの・いらないもの、はっきり決められる。だから、不要なものが家にない。

すごく単純。道具や器なら「使うか、使わないか」、服なら「着るか、着ないか」。現在から未来に向かって「使うもの」しか持ちません。

「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」有元葉子著

使うもの、着るものだけを、もつ。潔いです。

気に入った洋服のデザインがなんであるか、自分の「お気に入り」がわかっている。これは案外難しい。

おしゃれが好きな人でも、どっちの服を選ぶか悩むことも多いと思うのです。

コユキ

私も服選びにはいまだに悩みまくります。即決できない〜

有元さんは自分のお気に入りの定番が明確にあります。首元のデザインや服のシルエット、色の好みも決まってる。それ以外は買わないのです。

そしてお気に入りを見つけたら、色違いで何枚か買うこともあっても、服の量は常にクローゼットに収まる分だけ、と決めて。

服に限りません。あらゆることに、ご自分のお気に入りをちゃんと持っています。

マニキュアを持つのは常に1本だけで、毎回同じブランドのマニキュアの、新しいシーズンの色を買う。また買うときは古いものは処分する、と。

家の中になるべくプラステック製品を入れない、というルールもつくっています。

服は化繊はバツ。コットンなどの天然素材のみ。キッチン道具は金属製や竹・木の天然素材。ペットボトルも家には置きたくないとのこと。

これです。いる?いらない?これを簡単にできるコツは、これだけなのです。

自分の判断基準が、明確にある。

有元さんは、全てにおいて自分基準に則って明確に取捨選択ができる。結果、家に不要なものがたまらない。

ご自身の感性や感覚を、人生の中できちんと培われてきたのでしょうね〜

自分なりの美意識を持ってそれがカタチとして明確にないと、基準はなかなか作れません。

とにかく徹底しています。

これぞ本物の、潔さ。

有元さんのこの本で、私が一番刺さったポイント

自分にとっているもの、いらないものを、見極める力を持つ。

私もより一層自分のいるものいらないもの、見極める目をつけたいと心底思いました。

自分のお気に入りをはっきり把握すれば、気に入らないものがむやみやたらに家には増えない。

有元さんはその気に入ったものに対しては、徹底して愛着を持って接します。全てはボロボロになるまで使いきるそうです。

着ないものを持っているのは嫌なんです。スペースがもったいないし、よけいなものを持っていると、本当に大事な物を大切にできない、使いきれない気がして。

「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」有元葉子著

このくだりはめちゃ同感。

私も最近は服を買っても、一度きて何かしっくりこない。。と思ったら、即メルカリで売ってしまうようにしているのです。

まぁまぁ気に入ったけど、というレベルではなく、本当に気に入った!と思えるものだけをクローゼットにしまっておきたい。

中途半端なお気に入りの服を、クローゼットに入れておきたくない。

メルカリで売るので多少損しますが、クローゼットに入れておくよりマシ、なんて思っていて。

この損失は勉強代。失敗体験の買い物は、自分の気に入ってるものをより明確にします。

Aは好きじゃなかった、私はBが好きなんだ、と見極めるためには、買って失敗してみて初めてわかることもある。

コユキ

失敗こそ見極める力を育てる!

自分のお気に入りの服がわからず、とりあえず流行の服を買う。そういうこともあるかと思う。

でもそれでは永遠に、自分のお気に入りを見つけることはできない。

あれこれ考えたり、悩んだり、失敗したりしながら、その目を育てるしかない。

つまり自分で選択することを、面倒くさがっていては、見極める力は育たないということです。

ものも自分も使いきる

そもそも自分で選択できないのはなぜか。その理由を有元さんはズバリ。

怠けているから

と言っています。

コユキ

本当に(笑)ただの怠け者だ〜

面倒くさ〜い、決めて!って、人に委ねる方が、楽ですものね。

料理だってレシピ通りに作る必要はないけれど、自分の頭で考えるのが面倒くさいから、レシピ通りにしようとする。

しかし有元さんはレシピはあくまでも参考書なのだから、自分の好きなように変えたっていい、と言っています。

情報過多な社会では、自分で考えたり、決めたりしなくなってまんまを鵜呑みにしがち。

しかし、それでは見極める力はつきません。

人に頼らず、自分の頭で考えよ。

こう、喚起しているのです。

暮らしを豊かにすることーものを買うことでも、ものを捨てることでもなく、自分の頭や体や時間を十分い「使いきる」ことで、暮らしは快適に豊かになるのだと思います。

「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」有元葉子著

有元さんの考え方は、あくまでも、お気に入りを使いきる、という点。

衣類でも寝具でも台所道具でもなんでも、自分に本当に合うものって、そんなに多くないです。その限られたものを最後までとことん使いきる。自分自身も同じ。自分を使いきって、人生さよならするときは、笑って「はい、さようなら」って言いたいね、そう思います。

「使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭」有元葉子著

自分も、ものも、使いきる。

これぞ本当のサステナブル!有元さん素敵すぎ。憧れます。

コユキ

少しずつ、有元さんのような生き方を真似してみよう、とこの本を読んで強く思いました〜

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この記事を書いた人

美も知も筋肉も、一生。ダイエットは日常。

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