捨てられない人へ・思い切って大事なものから捨ててみる!という提案

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モノがなかなか捨てられない人に、こんな提案です。

思いきって、一番大事にしてきたモノをはじめに捨ててみる。

コユキ

は?と何言ってるの、と思いますよね〜

だって、そもそも大事じゃないモノすら捨てられず困ってるのに。

お悩み

えー!大事なモノから捨てる!?ありえな〜い!

 ・・・普通はそう思うはず。

しかし。だからこそ、逆転の発想で攻めてみる。

コユキ

案外、うまくいくかもしれない!?

この方法を実行し、その後たくさんのモノを処分することに成功した方がいます。

それは、女優の中村メイコさんです。

一番最初に大事なモノを捨てさえすれば、のちのちどんなモノも気楽に捨てられるはず!と、捨て作業を始めたらしいです。

こんな本を読みました。

「大事なものから捨てなさい メイコ流笑って死ぬための33のヒント」

芸歴85年という、中村メイコさん(現在88歳)の著書です。

タイトル通り、終活に向けてのさまざまなヒントが綴られています。

私は過去に全捨離し、持ち物8割を手放し済みですが。

私の両親(80代半ば)、モノがいっぱいの部屋に暮らしています。

処分する気もない(笑)

親世代の目線で、どうしたら捨てやすくさせられるか。

この本からヒントをもらいたくて読みました。

モノが少ない時代を生きた親世代に、捨てることへのススメは難しい。

中村メイコさんの本には、そんな世代の”捨て方”のヒントになる、と思いました。

この記事では本をレビューしつつ、大事なモノから捨てることで断捨離が成功する方法を解説します。

この記事の目次

大事なものを最初に捨てる理由

中村メイコさんは80歳の頃、大きな豪邸から夫婦二人、暮らしやすいマンションへ引っ越すことになりました。

大豪邸からマンションです。モノは減らさないと引っ越せない。

必然的に大量のモノを捨てなくてはなりません。

コユキ

やはり引っ越しは断捨離の最高のチャンスですね!

その時改めて、先の人生を考えたそうです。

「このまま死んだら、子どもたちに迷惑がかかってしまう」
いよいよ決断の時が来たと思った。「ものをため込み、ものに囲まれる生き方」をばっさりやめるのだ。

中村メイコ著「大事なものから捨てなさい」より

そしてモノを減らす決意をしました。

しかし中村メイコさん、昭和のスターと共に芸能界を歩んできた方。

大スターたちとの思い出のモノ・宝物は山ほど所有していました。

宝物を捨てる勇気は、相当な覚悟が必要だったと思います。

その覚悟の証。まず最初に捨てたのは、中でも一番大切な宝物でした。

昭和の大スターだったエノケン(榎本健一)さんからもらったという、キューピー人形です。

戦時中さえ守り神のように肌身離さず、ずっと共に人生を歩んできた、大事なキューピー人形。それを最初に捨てたのだそう。

「今までありがとう。大好きだったよ」そう言って人形の頭を優しくなでていると、ぼろぼろ涙がこぼれてきた。戦時中奈良に疎開していた時も、この人形たちを肌身離さず持っていた。

中村メイコ著「大事なものから捨てなさい」より

幼い日から80代のその日まで、ずっとそばで見守ってくれたキューピー人形。

メイコさんにとっては「守り神」であったと語っています。

コユキ

キューピー人形はメイコさんの人生そのものだったのかもしれません。

人形を手放すことは、自分の過去を手放すこととと同一の重みだったはずです。

しかし、メイコさんはこの人形からサヨナラすることを決意します。

なぜ一番最初に一番の宝物を捨てたのか。

その理由。

もし自分が死んだら、子供達が処分に一番困るモノだろう、と思ったモノだったから。

お母さんが大切にしていたモノ。確かに!

親が大切にしていたモノを、心痛まず捨てることはなかなかできません。

だからこそ、子供を困らせないよう、生きているうちに自分が処分しようと決意したといいます。

コユキ

すごい!賢い選択だなぁ〜と思いました。

そうして泣きながらお別れした宝物。

その後は”あの人形が捨てられたのだから、大丈夫、これも捨てられるわ!”と、他のモノへも思い切れて処分することができました。

結果トラック7台分のモノを処分したそうです!

そして途中で気がつきます。モノはなくなっても、思い出は消え去らない、と。

感謝を込めて、モノとのお別れ作業ができたといいます。

元々簡単にモノは捨てられないタイプだったそうですが。

決意揺るがず最後まで片付けを遂行しました。

捨てる基準は「実用性」

中村メイコさんが捨てるときの基準を決めていました。

それは「実用性」です。

コユキ

こんまりさんの「ときめきの片づけ術」と、比較しているのだと思います。

ときめくかどうかが捨てる基準。メイコさん、それは気に入らない!とのこと。

いるか入らないかは「実用性」が基準、とキッパリ。

自分でいいと思って買ったものなのだから、ときめくかどうかを考えていたら捨てられないのが当たり前。「高いヒールはもう履かないだろう」「舞台に出ないので、こんなに光る靴はもう使わない」というように、「使うかどうか」を考えて大胆にものを捨てていくのが私のやり方だ。

中村メイコ著「大事なものから捨てなさい」より

ここ読んで、同感!

私も捨てる基準は実用性派。

捨てる基準は実用性を!と以前記事にもしました。

もう自分のライフスタイルに合わなくても、実用性がなくても、ときめきを感じるモノは取っておく、なんて決めたら。

ほとんど捨てられなかったかもしれない。

ときめいていたら、捨てられない。

こんまりさん派の方には申し訳ありません〜

でも私はメイコさん同様、実用性基準一択です!

捨てた後、身軽になった

さて、処分し終えたメイコさんの心境です。

片付けてスッキリしたことでの効果に歓喜しています。

「ああ、これでいつでも死ねるー」

ガランとした部屋に立って、思った。この清々しさ、気持ちのよさは、片付けを頑張った私に神様がくれたいちばんのプレゼントだった。

中村メイコ著「大事なものから捨てなさい」より

これ、私も全捨離したとき同じことを思いました。

心に去来していたのは捨てたモノへの未練などなく、清々しい気持ち、ただそれのみ。

ものにとらわれる人生をやめたことで、人生がぐっと身軽になったのだ。そもそも年老いた心に、たくさんの思い出をつめ込んで生きることはできない。過去にすがりつく気持ちを断ち切って初めて、前に進める。

中村メイコ著「大事なものから捨てなさい」より

過去に寄り添うより、今と未来を生きる。

私も捨てることを迷った時に。

「あの世にこれを持っていけるわけでなし。今ココにいる自分さえいれば、いつだって幸せは掴める!」と、捨ててきました。

人の容量は決まっています。

パソコンの容量だっていっぱいになれば、動作も重くなりサクサク動きません。

それと同じ。

前に進んでいくにも、重ければ動きも鈍くなる。

コユキ

運を良く動かすにも、重ければ良くは動きません。

人生が好転するために、自分の身の回りからまず軽くしてみる。

そのきっかけに、大事なモノから捨ててみるという方法。

なかなか捨てられないで悩んでいる方。

トライする価値はあると思います。

先の人生を謳歌したいのであれば、まずは身軽になることを先決に!

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この記事を書いた人

美も知も筋肉も、一生。ダイエットは日常。

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