あの時捨てなければよかったかも。。
断捨離や全捨離したあと、こんな風に捨てたことを後悔に思うことがあるかもしれません。
私は、全捨離で8割のモノを手放しましたが。
後悔のないよう、処分をする時は気を付けていたのもあり。
あとになって、後悔したことはありません。
後悔したことがゼロ、というと少し嘘になるかも。
あ〜、あれ捨てちゃったんだっけ。。と、ふと振り返った瞬間に、一抹の後悔がよぎることも。
しかし、私は後悔した時の対処法(思考法)があるから、後悔を引きずることはありません。
この記事の内容
- 捨てる前・捨てて後悔しないためのコツ
- 捨てた後・捨てて後悔した時の対処法
以上の内容を、私の体験をもとに解説します。
これから断捨離や全捨離する人、すでに捨てて、捨てたことに後悔してる人の参考になれば幸いです。
捨てて後悔する前に
捨てて後悔しやすいモノ
捨てて後悔しやすいモノとは?まず確認です。
結論からいうと、捨てて後悔しやすいのは、再び元に戻せない、買えない過去のモノです。
- 手帳や日記。
- アルバムなど写真。
- 自分が過去好きで集めたモノ・コレクション。
- 絶版になった本・漫画
これらは一旦捨てたら、2度と手にすることができません。だから後悔する可能性があります。
なので捨てる時に、注意が必要です。
捨てる前の対処法・後悔しないためのコツ
とはいえ、難しく考える必要は全くありません。
捨てる前の状態なら、対処法は簡単。
手紙・日記・写真・コレクション。。。
全てスマホやデジカメで画像保存。
これ一択で解決します。
特に手紙や写真は、画像保存しておけば、全く同類の状態で保存できるのですから、捨てても後悔はしないはずです。
むしろ、画像保存は、衛生的にも良い!
紙はカビが付きやすい。昔のアルバムや手紙、久々手に取った本など、カビ臭いことってありませんか?
紙は人が触ったところからカビが繁殖します。長期間放置した手紙や写真には、そんなカビの温床になってるはずです。
久しぶりに懐かしく読んでも、そのカビが手に付着して、その手でまた違う写真を手にしたら繁殖が増大。。陰の気は益々増えるだけ。良いことはありません。
私も写真や手紙はめちゃ捨てましたが、大事かな、と思うのは画像保存してから捨てました。
あと、コレクションなどは、まず高値で売れるかメルカリやオークションサイトなどで確認します。
かなりの高値なら、売るなり、とりあえず取っておくのもアリ。
反対に安値だと、諦めもついて、捨てる覚悟ができるかも。
私も大事にしていたコレクションをメルカリで見たら激安で売られていて。
こりゃガラクタなのか。。と思ったら潔く捨てれられました(笑)
が、いちお捨てる時は後悔のないよう、画像保存はしました。
そして絶版になってる本や漫画は、要注意です。
仕事上役に立つ情報が載っているとか、自分にとって大切な本であれば、一度捨てたら再び購入できないし、無理に捨てず、むしろとっておいた方が良いと思います。
また、以下のモノでも後悔することがあるかもしれません。
- 服・靴
- 家具
- 家電
サイズが合わないから気に入ってるけど捨てよう。
でもこの後、痩せたりしたら、捨てたのを後悔しますよね。なのでとりあえず取っておくのもアリだと思います。
が、ここでひとつ決めます。
服と靴。あと1年間使用しなければ捨てる!
このように自分でルールを作り、紙に書いておきましょう。1年経つと、あ〜、やっぱり着なかったわ、捨てよう!となるかも。
家具・家電に関しては、まだ使えるのであれば無理に捨てることを、私はすすめません。
ただ家具や家電は買い替えの効くものなので、仮に捨てても後悔度は低いと思います。
私は、家具はだいぶ捨てました。が、家電は悩んで結局ほとんど捨てなかった。
大きなオーブンレンジが、狭いキッチンを占拠するので、捨てるか相当悩みました。
でもまだ使えるし、元々20万円近くした良い製品です。大きいというだけで、処分して良いものかと悩んだのです。
で、結局、処分せず、使い切ろうと決心。
これ、捨てなくてよかったと思っているモノの一つです。
電子レンジやめた、ソファもベットもやめた、というミニマリストさんがいますが、私はそういう主義とは違うな〜というか。
無理にまだ使える家電を捨てると、後悔する可能性は高くなるので、それをわかった上で捨てるか取っておくか、判断してみるのが良いと思います。
では次は、既に捨ててしまったモノに対して、捨てたことを後悔した場合の対処法です。
捨てたことを後悔した時
さて、捨ててしまってからの後悔を、どう対処するか、です。
人間、どんな割り切りの良い人でも、人生に後悔がゼロな人はほぼいないと思います。
重要なのは後悔した後です。その後悔という状態・心理・思考を、どう捉えるか、です。
あ〜、アレ、捨てなきゃ良かったよ・・
こう思った後、その後悔をいつまでも忘れられず、落ち込んで悲しむ?いつまでもクヨクヨする?
私の場合は、こう考えるようにしています。
おお、これはアップデートのチャンス!
と、マインドをすぐに切り替えます。
これ、私には魔法の言葉。捨てた後悔はすぐに消えて、明るい気持ちになれるのです。
どういうことか説明します。
人間は過去・今・未来、という中に生きています。
後悔とは、過去のことに対して思う感情。
未来を後悔、とは言いません。後悔とは、過去にフォーカスしている感情です。
過去は変えられない。つまりいつまでも後悔しても、私自身の幸福度は上がりません。
大事なのは、過去より、今と未来。
後悔は学びのチャンスで、今や未来に生かせるための経験です。
後悔自体は、マイナスの感情ではありません。
そもそも人間が後悔するのは、その感情が必要だったからだと思うのです。
私たちの祖先は何万年前から、失敗を数えきれないほど繰り返して、そこから学んで進化してきた。
失敗を繰り返さないためには、後悔する感情も必要だった。次に後悔しないために、後悔の感情がある。
「次はこうならないようにしよう。」
と、ひとつの経験を踏んで、成長できるきっかけになっています。
だから、アップデートのチャンス!!なのです。
AI研究者の黒川伊保子さんによると。
失敗体験とは、脳にとってのエクササイズ、なのだそうです。
失敗したー!と思う体験を重ねれば重ねるほど、脳の直感力は磨かれ、脳は成長していく。
失敗を潔く認めて、クヨクヨと後悔しないことは、脳にとってプラスなのだ、と黒川さん。
脳が成長するということは、つまり、若々しくいられるということ、と私は良い方に捉えています!
高価なサプリや化粧品で、若々しさを保とうと頑張るより、自分次第で若々しくいられるのだから、コスパ最強です(笑)
それに、捨てたモノは、あくまで、モノです。
過去の手紙や写真や日記に執着しても、何か新しいものは生まれません。
仮に捨ててなかったとしても。また読んで眺めても、ただ懐かしいだけ。そこに新発見はありません。
なので捨てたことをクヨクヨと後悔するよりも。
これからは毎日楽しかったことを書く日記を書こう、とか。
写真も、楽しい思い出を、これから未来の写真を、また増やしていこう、とか。
洋服も、家具も、家電も、捨てた前のものより安くてかっこいいものを探そう!とか。
ワクワクするような感情に切り替える。
「今できること」そこに集中すると、後悔は和らいでいきます。
精神科医である樺沢先生の著書「精神科医が見つけた 3つの幸福」にこんな言葉があります。
過去を考えると「後悔」し、未来を考えると「不安」になる。「今」にフォーカスすると「幸せ」になる。あなたは、どこにフォーカスして生きますか?
樺沢紫苑 著「精神科医が見つけた 3つの幸福」より
学びのチャンスと思うことで、後悔も楽しみましょう!